Putnam & Stowe Scale Models SR&RL 0-4-4T #1 DCC化記録
On2 東京都 H様 レストア・全塗装・DCC化御依頼

2019/11/30 VIDEO UP後姿勢を修正しました



従台車の高さを調整、少し前傾姿勢としました

2019/11/28 完成しました



急曲線の安定した走行を見てみて下さい
ちょっと、作業机の上での試運転を撮影しましたので手振れがひどいです













この車輌、やっとのことで遊べる模型とすることが出来ました

残念ながら、CHUFF の同期が上手く取れませんでした
非力なモーターに錘を積み、走行は安定したのですが、低速時の同期が不安定です
PID の設定に半日費やして、やっとモーターを低速から高速まで安定して回す事が出来ました
しかし、BEMF の働き方が低速時のモーター回転速とのマッチングが上手く行きませんでした
スロットル開度、20%〜30%でCHUFF の同期を取ったのがやっとでした
 ここまでとさせて下さい


完成です 大事にして下さい
おそらくは世界中でここまでした SR&RL #1 は無いでしょう


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レストア記録

2019/10/24 車輛が届いています

【状態】 前照灯半田はずれ補修(その他半田弱りチェック)
煙室部のクリーニング穴の蓋の新規製作
走行調整(現状:一応スムーズだが後進ギア音あり)

【依頼内容】

走行調整
前照灯半田はずれ補修
煙室部のクリーニング穴の蓋 新規製作
汽笛引き線・ベル引き線追加
塗装・全体は艶アリ黒・煙室は艶無し黒
  ・ボイラージャケット「ロシアン・アイアン」色
  ・屋根 鉛丹色
  ・窓枠は別塗り不要(キャブと同じ黒)
  ・チムニーキャップ 金色
レタリング 「SANDY RIVER RAILROAD」金色 楕円型

状態を掲載しました



ヘッドライト半田外れ



試運転をしていたら、メインロッドとクロスヘッドの結合が外れました
ロッド類の駆動状態は非常に悪い ⇒ 位相以外全て狂っています
ピストン棒は、シリンダーを突き、シリンダーが首を振っています

音は後進時静かだが、前進時異音、ギクシャクが有ります ⇒ 施主様の見解と逆です



ロッドをバラしました ⇒ 外れ留めの真鍮板が半田外れし、欠品しています



床板の火室が変形、又、左右で高さ、位置が違う ⇒ 半田付けミスか????



火室底板の変形



事故品かも知れません ⇒ 変形がひどいのです ⇒ 写真、右下に力が掛かっています



乗務員はしごが潰れて変形しています
火室底板も曲がっています




分厚い後部端梁、及び側板も変形しています



床板を留めるステーも変形側が半田外れして脱落しています



従台車のボルスターですが、作りが素人ポイ ⇒ 改造されたのか?????
いずれにしても中心ピンもプラ製で、絶縁を兼ねていますから、弱い!!
しっかりした作り、動きを制御出来る構造に改良した方が良い



プラ製台車中心ピンで、クラクラしています
モーターへの配線も、くくり付けているだけでした




モーターの留め方もグラグラで、素人細工のようです
ここは、モーターの留め方をしっかりと改造が必要です
⇒ ギヤの異音はこれが原因しているのでは??


以上、所見です

2019/11/10 キャビン床下やり替えました



素人工作であった、床下がまともになりました
⇒ たぶん、冶具も使っていなかったのでしょう




キャビン床下を全て半田を外し、配置し直しました
火室もバラして左右対称に配置し直し、従台車のアームの支点を製作、装着しました
従台車も改造し、レールよりの車体、高低も調整、急曲線に対応しました






ロッド半田外れも修理しました

モーターをきちんと車体に留める為、ウォーム軸を兼ねたモーターシャフトを切断、
走行性向上の為ゴムジョイントで繋ぐ事とします


明日は、全軸集電装置の製作に掛かります

2019/11/12 塗装の準備が出来ました



従台車の集電装置を製作しました ⇒ M1.0 のビスにてプラ板を台車枠に装着しています



動輪の集電装置 ⇒ 主台枠にステーを半田付け、ベーク板をM1.2のビスで取り付け



急曲線対応に、従台車アームの支点を動輪、従輪の回動中心点距離の1/2に設定



モーター軸を切断し、2.0 x 2.4 の細密パイプを被せ、モーター位置を後方へずらしました



モーターを積んで試運転をしました
⇒ カプラーが追随するかどうかは別にしてこの位のR ( 約R280 ) をストレスなく通過します


少し、突っかかりが有りますが、順調に走行します ⇒ 慣れで解決するのではと思います

2019/11/12 車体のレストアに掛かりました



ランボードとボイラーの繋ぎ板の半田付け、鉄ちゃんの気持ちが耐えられません
最低のメーカーです



ステーの板自体がひし形に切断されていますので、この程度の位置で我慢しなければ、、、



煙突外し、金ピカ部分をバフ研磨しました



ヘッドライト、ボイラーのステーを半田付け



ヘッドライトの位置出し、姿勢の正すのに随分時間を食いました



車体と床板を留めるステーを半田付け ⇒ 何ともステーの形、普通に直角が出ていない



ロッドピンがプラスチックで、押し込んでいるだけでした



M1.0 のタップを切り、ロッドピンをビス留めに変更します
動輪を回転させると、メインロッドとクロスヘッドが干渉します
この位、ロッドを曲げないと回転が突っかかってしまいます
余談、ギヤはTOBY のようです




で、シリンダープロックの姿勢を水平に正す為、ヤスリで、ヤスッて角度を調整



受け側のステー、主台枠が何とも水平に半田付けされていないのでした
因って、こちら側もヤスッて、姿勢を調整




煙室掃除穴の蓋を製作



真鍮線、真鍮パイプを使い製作しました
装着時、半田付けすると、溶けてしまいますので、塗装後接着とします



掃除穴ハッチの半田付け位置がずれていたので位置修正、しっかりと半田を流しておきました



ダミーの連結器、M1.0 のビスにて固定しました



ベル、ホイッスルの引き綱、一旦、半田付け製作、塗装の為、この後半田を外しています



キャブ前の配管、補強の為、全やり直し ⇒ 兎に角、仕事、姿勢が雑、なのだ (怒) !!



ランボード下も、配管をしっかりと半田付け、固定しました
⇒ 半田付けしていなかったのです




ボイラーバンドを磨きました

この後、見積もりには、入れなかった、剥離剤を使っての下地調整をしました
理由は、半田付けしていると、私の知らない処理が真鍮材表面にしてあるようで、
半田の熱で、樹脂の膜が焦げて出てくるような異物が出現するのです

で、剥離剤を掛けて剥がしたわけです
⇒ 乾くと隅の方で半透明な膜が剥がれてきました


こんな事と相成りまして時間を食った次第です

この車輌を作ったメーカーは、私の模型製作人生で最悪の車輌でした
やっつけ仕事のパートのオバハンが組んだ車体です
模型に対する愛情も責任感も技量も全くありません

施主さんに責任は全く有りません
⇒ 新品のキットを組んだ方が早く、奇麗に仕上がりますヨ


処で、錘が付いていなかった事に気が付きました
ボイラー内の錘を製作しますが、済みませんが、追加料金をお願いできませんでしょうか

疲れましたので、明日は錘だけ製作したらお休みします

2019/11/14 錘を作りました



鉛を溶かして、円筒形に鋳込、整形、M2.0 のナットを半田付けしました



施主様より、DCC化の追加要望を頂きましたので、キャビン仕切り板を撤去
デコーダーと、スピーカーを入れる場所を確保します



切断した後ろ妻板を補強の為、補強板共々、半田付けしました

明日から塗装に掛かります

2019/11/16 下廻りを塗装、組み上げました



走行調整に、1日掛かりました ⇒ どうしても、後進時少し突っかかります

動輪、従輪とも、車軸、車輪の裏も丁寧に塗っています



火室カバーが薄すぎてしかもペロペロに変形しているので、少々見苦しいです



この急曲線を安定して通過します ⇒ もっと曲りそうですが、フレキレールが限界です



スライドバーには、半田メッキをして置きました

明日は、車を車検に出すので、#6 の下廻りを組むのがやっとですね

2019/11/20 塗装中



この後、マスキングをして、黒を吹きます

2019/11/22 塗り分けが出来ました





煙突、ドームの取り付けビスをM1.6 ⇒ M2.0 薄大頭に変更しました
艤装に掛かります

2019/11/25 塗装が出来ました







このシールをトレースし、デカールを作成しました



電装・DCC化に掛かります

2019/11/26 窓ガラスを入れました



窓が大きく、中が良く見えるので、面倒でも両面テープで窓セルを装着しています



ヘッドライトレンズ、アクリル丸棒より切削挽き出し自作



装着は、透明塗料で行いますので、レンズは透通ります

2019/11/27 火入れ式です



音源をダウンロード中 ⇒ 基本は#24 と同様にし、ベル音のみ変更しています

ドームを取り付けていたら、締める力に耐えられずドームの底板の半田が外れてしまいました
塗装後の半田外れです、しかも 2個共です
しっかり半田が廻っているようでも油断できません ⇒ 劣化しています




MRC のスピーカー、16x35 を取り付けました ⇒ Φ25 以上欲しいのですが、入りません
キャビンの窓を気にしなければ、窓上室内一杯になりますが取りつきます
ある程度の美観を維持しながらのDCC化ですので、大音量とは行きません

明日は、組み立て、試運転となります